
第80回国民スポーツ大会 ライフル射撃競技 成年女子50mライフル伏射60発2位 砥石 真衣さん
カテゴリ信州人

きっかけは父親の狩猟銃
ライフル射撃を始めたのは中学2年生の春休み。読んでいた漫画に銃器メーカーの名前が出てきたことから、狩猟をしていた父親に銃について質問したのがきっかけでした。数日後、父親は長野市で開かれていたビームライフルの体験教室に連れて行ってくれました。そこで後に恩師となる長野県ライフル射撃協会の関川孝雄さんと出会い、ライフル射撃を始めることにしました。
高校は「射撃場に一番近いから」という理由で長野俊英高等学校に進学。自宅がある小諸市から片道50分かけて通学し、授業が終わると関川さんの迎えで射撃場へ行き、夜9時ごろまで毎日練習に励みました。
大学は、射撃部のある東洋大学へ進学。2012年にはロシア・カザンで開かれた世界大学選手権に出場し、初めて海外遠征を経験しました。翌年、同地で開催された夏季ユニバーシアードでは、50メートル伏射で優勝。世界の舞台で結果を残せたことで大きな自信がつき、「自分も世界で戦えるかもしれない」と思えるようになりました。

国民体育大会5連覇を達成
大学卒業後は、以前から憧れていたシドニー、アテネオリンピック日本代表の三崎宏美選手に学びたいという思いから、三崎選手が所属する日立システムズに入社。「オリンピックに出てメダルを獲れる選手になりたい」という思いを胸に競技に取り組んだ結果、日本記録の樹立や国民体育大会5連覇などの結果を残すことができました。
しかし、会社のライフル射撃部は東京オリンピック後の2022年に廃部。廃部後も会社員として働きながら競技を続けましたが、十分な練習時間を確保することが難しい状況でした。そんななか、2028年「信州やまなみ国スポ」の開催が決まり、「地元開催の大会に長野県代表選手として活躍したい」という学生時代からの目標に向けて競技に専念するため退職を決意しました。
2022年に結婚したこともあり、その後は夫や家族に支えられながら競技を続けてきました。練習時間の確保はもちろん、練習や大会にかかる費用も自分で工面しなければならず、大変な時期もありましたが、それでも目標を見失うことなく競技を続けてきました。

信州山なみ国スポ優勝が目標
2026年4月からは長野県競技力向上対策本部のスポーツ専門員となり、競技に100%集中できる環境が整いました。現在は週5日の射撃練習に加えて筋力トレーニングやストレッチにも取り組んでいます。
振り返ると、信州やまなみ国スポの存在がなければ、今日まで競技を続けられていなかったかもしれません。ライフル射撃は「8割がメンタル」と言われていて、物事を冷静に考えられる30代が最も力を発揮しやすい時期だと思っています。その年代で地元開催の国スポを迎えられることは、とても幸運だと感じています。
国スポでは、50メートル種目での2種目優勝が目標です。また、全日本クラスの大会での優勝、日本ランキング3位以内を目指しています。地元開催の国スポは一つの節目となりますが、その後も、お世話になった長野県ライフル射撃協会に何らかの形で恩返しができればと思っています。
といし まい 1991年小諸市生まれ 長野県競技力向上対策本部スポーツ専門員 中学2年生から射撃競技をはじめる 2015〜2019年出場の国民体育大会ライフル射撃競技で優勝し5連覇を達成 2020年長野県スポーツ栄誉賞受賞 2026年に開催された第80回国民スポーツ大会(青の煌めきあおもり国スポ)にてライフル射撃競技2位
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